事故というのはいくら気をつけていても予想できない所で起こるもの

タイミングが悪ければ大変な事故になっていたけれども運が良かった

私が経験した事故はもう少しタイミングが悪ければ生死にかかわるものだなと思うようなものでした。その時私はまだ若く20代前半でしたので、世間知らずもいいほどの人間でした。朝のバイトに行こうと思って横浜駅の大きな交差点を、もうすぐ青信号になるという所を見切り発車して自転車をこぎ始めていました。朝の通勤時間でしたので周りにも多くの通勤者がいました。そんな時に車道からは、もうすぐ赤信号になりそうなところも無理矢理入ってきたバイクに衝突されました。その瞬間私は自転車がくるくると回転してしまうほどの勢いだったそうです。私は気付いた頃には道に自転車と共に転がっていて、全身とても痛かったのでこれは大変な事が起きたと思いました。その傷みに声を出さずにいられず、大勢の人がいる前で大泣きをしてしまったのも覚えています。すぐに通行人の一人が救急車を呼んでくれたり警察を呼んでくれたりしていたので気付いたら処置を受けていましたし、意識はその頃にはしっかりしていたので警察の質問などにもきちんと答えていました。事故の相手のバイクを運転している男性もかなり慌てているようで警察の質問にもしっかりは答えられていませんでした。

事故から始まる出会いもあるのだという事を実感しました

今回の事故は、怪我は負いましたが私の方が冷静になっていましたので相手の男性をとりあえず落ち着かせてから話をしようと思いました。警察の人はこれから警察に行って話しをしましょうとなったのですが、私は怪我の程度もそこまで軽くはありませんでしたしそのまま警察に行って話せるような体力でもありませんでしたので、相手の男性とはとりあえず連絡のできる状態にしてもらって後日落ち着いた時にまた話をしようという流れになりました。そして後日私の怪我が落ち着いたときに相手の男性と会ってしっかりと話ができました。とても心配をしてくれていましたし、男性の方から慰謝料などの提案もありましたので、その話を聞いた時に私はその気持ちがあるのならと示談交渉にする事を提案しました。男性はとても驚いていましたが、それでも慰謝料とは言わないけれども気持ちとしてお金は多少なりとも話したいと言っていたので、お金ではなくその時私が欲しかった商品を買ってもらうという事で話はまとまりました。私の場合はとてもいい人との事故でしたので、事故という辛い思いはしましたが結果的にはいい出会いができたと思えるようになりました。その人とは未だに連絡を取り合っています。