高校生当時の交通事故で大きな教訓を学ぶことが出来ました

学生当時の無茶な運転で運が悪ければ大事故になるところでした

私は30代の男性です。10年以上前になりますが、高校生の時に交通事故に遭遇しました。 当時私は運動部に所属していて、朝早くから夜遅くまで部活に明け暮れていました。高校までは自転車で通っていたのですが、怖いもの知らずだったことと、特に学校に向かう早朝は車通りがほとんどないこともあって猛スピードでいつも自転車を漕いでいました。今思えば本当に無謀な運転をしていたと思いますが、当時は怖いもの知らずでしたし、まさか自分が交通事故に遭遇するとは思いもしていませんでした。 事故当時も学校に行く途中にある下り坂をものすごいスピードで走っていました。すると細い路地から出てきた車と衝突したのです。 幸い、細い路地の前は一時停止しなければいけないところでしたし、運転手はきちんと一時停止をしてから発進していたので、車のスピードはほとんど出ていませんでした。ところが私の方がものすごいスピードだったので、ぶつかったと同時に自転車から投げ出されました。何が起こったかよく覚えていませんが、身体が一回転したという記憶だけははっきりとあります。そしてそのまま背中を強打しました。 警察には運転していた男性が連絡してくれました。男性はひたすら謝り、私を病院まで連れて行ってくれました。検査の結果背中はかなりすりむいているものの骨折などは特になく、お医者さんも奇跡的だと言っていました。

相手側の誠意ある対応に無茶な運転は絶対にしないようにと誓いました

私は事故当時の状況からして、明らかに自分が悪いと反省していましたし、両親にもこっぴどく叱られました。両親には車もぶつかったところが凹んでたりしてるだろうから、修理費を請求されても文句は言えないぞとも言われていました。 ところが、翌日運転手の男性は菓子折りを持ってきてこちらを訪れてくれ、まずは私に対してあれから身体でどこか痛くなったところは無いかと、こちらの体の心配をしてくれました。相手の運転手の話では、交通事故の場合、事故を起こしてしばらくしてから身体に異常が出ることもあるので、何かあったらすぐに連絡してくださいと言ってくれたのです。実は事故当時、私は事故の対処に関しては何もしておらず、連絡先も向こうから教えてくれました。相手が悪い人ならそのまま逃げることも可能なはずなのに、とても穏やかで気配りのできる人で本当によかったと思いました。 父が車の修理費の話をしたのですが、車の修理費に関しても私たちに請求することはせず、逆に自転車の値段を聞いてきました。すると自転車を買い替える費用と、治療費は後日まとめて支払いますと言ってくれました。ですから事故の賠償に関しては不満は全くありません。 事故の責任は明らかにこちらにあるのに、車と自転車だと全部向こうが悪いことになるんだという事を身をもって体験し、それ以降は無茶な運転はしないようになりました。