交通事故に遭った時の状況とその後の示談交渉について

交通事故に遭った時の状況とその後の示談交渉について

交通事故に遭った時の状況とその時に負った怪我の具合

昨年の夏休みに家族で日帰り旅行に出かけた際に、交通事故に巻き込まれてしまいました。高速を避けて一般道を選んだのですが、お盆の時期ということでいつもより混んでおり、場所によっては渋滞していた程です。そのため、車線は全体的にスピードを抑え気味にしてゆっくり走行しているような状況でした。そんな中、渋滞路線にはまっていた時に事故に遭遇してしまいます。後ろから来た車に、突然追突されてしまったのです。前方の車間距離は十分に取っていたため、不幸中の幸いで前の車にぶつかることは避けられました。追突の衝撃で、マイカーの後方は潰れて無残な状況です。家族全員シートベルトやチャイルドシートを着用していたため前に飛び出すことはありませんでしたが、追突の衝撃で幼稚園児の子供は泣き出し家族全員パニックです。目に見える怪我はなく体の痛みも感じなかったので、とりあえず冷静になるために深呼吸し、携帯電話から契約している保険会社の担当者に連絡を入れて警察を呼びました。先方もすぐに自身の保険会社の担当者とコンタクトを取ったようです。程なくして、双方の保険会社の担当者と警察がやってきました。警察による実況見分が始まると、個別に呼ばれて状況を聞かれます。この間、万が一のことがあるといけないということで妻と子供は救急車で病院に搬送されました。実況見分では、渋滞で停車していた時に突然後続車から追突されたという旨を伝えました。それが実際に経験したことの全てなので、それ以上でも以下でもありません。ところが、先方の言い分が違っているということなのです。こちらの車が急停車したせいで急ブレーキが間に合わずに追突してしまったというのが先方の言い分でした。これではこちらに非があることになってしまいます。同時に双方の保険会社の担当者同士で話し合いが行われたのですが、言い分に食い違いがある以上その場で結論は出せないということになりました。どちらの言い分が正しいかについては、今後の警察の捜査に委ねられることになります。とても腹立たしい気分でしたが、家族のことが心配でしたのでとりあえず現場を離れて自分も病院へと向かいました。病院に着くと、いつも通りの様子で遊んでいる子供がいたのでホッとしました。しかし、妻はムチウチの症状が出てきたようで首を固定する器具をつけています。そこまで深刻な症状ではないものの、悪化しないように固定しているということでした。今すぐに症状が出てこなくても、翌日以降に異変があるかもしれないと私自身も医者から注意を受けました。こうしてその日は家族全員自宅に帰り、子供が寝てから夫婦で今後のことを話し合いました。最初の段階で話が食い違っていることが気がかりでしたが、嘘をついていないこちらの言い分が証明されることを祈るしかありません。とりあえず、警察からの連絡待ちといったような状況でした。ちなみに事故に遭った車のその後についてですが、実況見分の後でレッカーで修理工場まで運んでもらいました。車体の後ろは潰れているものの、修理すればまた元通りになるということです。通勤に必要な車なので、修理が済むまでレンタカーを借りることにしました。翌日になると、心配していたムチウチの症状が私にも出てしまいました。首が痛くて頭が重いのです。頭痛がひど過ぎて吐き気まで感じるようになってきたので、すぐに昨日の病院に行って治療を受けました。ちょっとの衝撃と思っていたのですが、首にはかなりの負担がかかっていたようで先生からは時間をかけて治療する必要があると言われてしまいました。車の修理代にしろムチウチの治療費にしろ、警察の捜査が完了して保険の結果が出るまでは自分で捻出するしかありません。思った以上に高い出費に気分まで落ち込んでしまいます。早く捜査が終わって欲しいと心の底から願ったのは言うまでもありません。

警察の捜査結果と保険会社を交えた示談交渉の行方について

事故から一週間後、警察から捜査状況について連絡が来ました。現場のブレーキ痕を調べた結果、後方の車が急ブレーキをかけた形跡はみられないということです。事故を起こした車の後続車の運転手からも裏付けが取れたということで、こちらに非がないことが証明されました。こちらの過失が0で先方の過失が100という結果は、すぐに保険会社に報告されることになります。こちらは一切支払う必要がなくなったため、私が契約している保険会社のサポートはそこで終わりました。具体的な損害賠償額の交渉については、自分自身で行わなければなりません。対個人になった途端、先方の保険会社から損害賠償額の減額を求められることが多いという話を聞いていたので、すぐに専門の弁護士に相談することにしました。目的は、十分な額の損害賠償金を支払ってもらうためです。弁護士を交えた交渉が始まると、予想していた通り損害賠償額の減額が主張されました。向こうの言い分としては、事故直後に元気だった人が後日重症を訴えるのはわざとらしくて嘘くさいということです。しかし、ムチウチの症状というものは、ある程度時間が経過しないとはっきりわからないため仕方がありません。病院の診断書を提出して、こちらの訴えを通しました。しかし、その後も何かと難癖をつけて損害賠償額の減額を迫ってきます。このまま話がこじれてしまえば、裁判になるかもしれないと弁護士から言われてしまいました。しかし、そこは経験豊富な弁護士の冷静な対応のおかげで、問題の一つ一つがクリアになっていきます。示談交渉の争点だった治療費についても、病院の診断書が認められてこちらの主張通り全額もらえることになりました。もしこれを自分自身で全て交渉していたら、途中で挫けて減額に応じていたかもしれません。色々と揉めてしまったせいで、示談交渉がまとまるまで結局三ヶ月近くもかかってしまいました。ムチウチの治療については、妻が三ヶ月で私が五ヶ月程通院することになったためその分の治療費としてそれぞれ60万円と80万円が支払われました。自賠責保険の基準だったらその半額にしかならないらしいのですが、優秀な弁護士のおかげで倍近くまで増えました。治療費としては十分な額だったので、夫婦共々安心しました。後遺症が残るようであれば更にその分の慰謝料がもらえたようなのですが、幸いにもムチウチの症状は改善されたためその分はありませんでした。その他、車の修理費用として85万円が支払われました。修理の間に借りていたレンタカーの代金が総額で15万円程だったのですが、その分もきちんと含まれています。心配だったのは、交渉に際して雇った弁護士費用です。しかし、先方が入っていた保険に弁護士特約が盛り込まれていたため、弁護士費用も損害賠償金の中にしっかり含まれていて助かりました。弁護士特約として支払われたのは、着手金と報酬金を合わせて300万円でした。事故に遭ってから示談交渉が成立するまで長い時間がかかってしまいましたが、結果的に全てこちらの言い分が通ったので良かったと思っています。自分たちだけで解決しようとせずに、専門の弁護士に頼んだのが吉と出たのではないでしょうか。損害賠償額は、トータルで525万円です。事故の処理に必要だったお金を全て賄ってもらうことができたため、自動車保険の有り難さが身にしみました。もし事故に遭うようなことがあったら、自分の潔白を証明するためにすぐに警察を呼ぶことが大事です。また、交渉のために保険会社の担当者を呼んだり、必要に応じて弁護士を雇うことも必要なことだと感じました。事故に遭ったのは初めてでしたが、こういった初期の対応を間違えなくて本当に良かったと思っています。

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